色鉛筆以外の道具
消しゴム
普通の消しゴムを使うこともありますが
色をぼかせる練り消しを主に使用しています
ワックスが含まれている色鉛筆は
鉛筆のようにきれいには消せません
こすりすぎると紙を傷めるので注意が必要です
鉛筆削り
色鉛筆の芯を塗りやすい形に整えるなら
カッターナイフで削るのが一番です
こだわりがないようなら、小さめの鉛筆削り器で十分です
電動の鉛筆削り器は芯が折れてしまうので
あまりオススメできません
紙
紙は目によって絵の雰囲気が大きく変わります
細かい描写をする場合は
ケント紙や細目の紙を選ぶと描きやすいです
荒目の紙は凹凸を利用することで
柔らかいタッチの絵に仕上げることができます
荒めの紙は凹凸が大きく
色がのらない部分も多くなるため
作品によっては「描きにくい」と感じるかもしれません
私は、色鉛筆は細目か中目の紙
パステルは中目か荒目の紙で使い分けています
風景画は色鉛筆とパステルの両方を使うので
中目の紙を使うことが多いです
紙の色は ナチュラル ホワイト や ホワイト があります
ナチュラル ホワイトの紙は
ややクリーム色がかっていて落ち着いた感じに見えます
ホワイトの紙は純白で色が鮮やかに見えます
今まで使用したことのある紙です
マルマン sketch book
色鉛筆画を描き始めた頃に使っていました
消しゴムで消したりパステルで色を塗り広げたりするには
紙が弱いと感じたので、他の水彩紙に変えました
ヴィフアール水彩紙(荒目・中目・細目)
描きやすくて値段もお手頃です
ナチュラル ホワイトの紙で、暖かみのある絵が描けます
色鉛筆のみで作品を描いていた時は細目を使っていました
最近はパステルは荒目、色鉛筆は細目、両方は中目にしています
ホワイトワトソン
紙の色は名前の通りホワイトです
ヴィフアール水彩紙よりもさらに紙が傷みにくく、描きやすいです
ヴィフアールとホワイトワトソンは紙の色で使い分けています
パステル
パステルとは、粉末状にした顔料を粘着剤で固めたものです
見た目はチョークに似ています
粘着剤の量でソフトパステルとハードパステルがあります
紙に直接描く、カッターで削った粉を塗り広げる
などの使い方があります
とても優しいタッチで広い面を塗ることもできます
ちなみに、色鉛筆との相性は抜群です
色の定着が悪いので、顔料を紙に定着させる
フィキサチーフが必要です
私はパステルシャインアートを学び、その技法を使って
空や雲を描いたり、ベースの色を塗ったりしています
フィキサチーフ
フィキサチーフとは定着剤のことです
チョークやパステル、鉛筆など粉状の画材は
こすると色が落ちてしまいます
それを防ぐため、粉状の画材を紙に定着させて
作品の色落ちを防ぎ保護する役割をします
色鉛筆はワックスによって色を定着させているので
絶対に必要というわけではないようです
しかし、色鉛筆も色落ちするので作品の長期保存には
定着剤を使った方が安心といわれています
フィキサチーフには、石油系溶剤とアルコール系溶剤
の2種類があります
石油系溶剤はパステル専用と書かれています
色鉛筆の作品の場合
石油系溶剤とアルコール系溶剤
どちらのフィキサチーフがいいでしょうか?
販売会社さんに確認した内容です
石油系溶剤がパステル専用とされているのは
一部のパステルに使われている染料が
アルコール系溶剤によって溶け出す事があるからです
色鉛筆もは染料が使われていることがあるため
石油系溶剤のフィキサチーフかクレヨンコートが安心です
石油系溶剤はアルコール系溶剤よりカバー力が少ないため
少量ずつ数回吹きかける方が効果があります
最後に
フィキサチーフは可燃性と毒性があるので
換気をして、使い方の注意もよく読んで使ってくださいね