黒の表現方法
私が風景画を描く中で
1回も使用したことがない色があります
それは「黒」の色鉛筆です
私が黒を使わない理由はこの2つです
絵に違和感が生じるから
黒に近い色は
他の色で代用できるから
色で影を表現する方法でも書きましたが
影は黒く見えますが、真っ黒の影はありません
必ず影ができている物体もとの色が加わるので
黒ではなく物体もとの色を暗くした色
と考えるのが基本です
また、風景画以外の絵を描く時にも言えることですが
色のバランスを考えた時に
黒はとても目立つ色なので違和感がでやすいです
黒に近い色は補色を使って作ることができます
黒よりも何色も色を混ぜた方が
まわりの色とのバランスもとりやすく
絵に深みも出ます
そういった意味でも
黒を色鉛筆の黒1色で表現してしまうのは
とてももったいないことだと思います