上手に濃淡をつけられるようにするには?

 

色鉛筆画では
色の塗り方一つで絵が変わります

 

単調で塗られた絵より
濃淡がついている絵の方が上手に見えます

 

 

それは光と影をつけることができて
より立体感を出せるからです

 

 


色鉛筆の基本的な塗り方で紹介した
平塗り
ハッチング・クロスハッチング
濃淡をつけやすい塗り方です

 

 

色鉛筆は塗り方の知識だけあっても
練習して実際に塗れないと意味がありません

 

 

色鉛筆の塗り方が上達する方法としては
グラデーションの練習が一番オススメです

 

 

グラデーションとは
色の明暗や濃淡が徐々に変化している状態です

 

自然の中でもグラデーションはよく見られます

 

例えば、光と影は明暗のグラデーション
夕焼け空は色相のグラデーションです

 

 

グラデーションをつける技術があるだけで
自然な影がつけられるようになり
色鉛筆画が一気に上達します

 

 

また、柔らかい雰囲気の作品に仕上げることも
できるようになります

 

 

それでは早速
グラデーションをつける練習をしてみましょう

グラデーションの塗り方(単色編)

まずは1本の色鉛筆で
グラデーションをつける方法です

 

 

1本の色鉛筆で濃淡をつけるには
色鉛筆の力加減のみ
色の濃淡をつけていきます

 

色鉛筆は鮮やかな色や濃い色など
発色のいい色を選んでください

 

 

色で塗りつぶされた部分と
そうでない部分いない部分(白)
の割合で色の濃淡が決まります

 

 


グラデーションをつける時のポイント

 

 

1.ごく薄く塗り始めること

2.色の変化を一定にすること

 

 

塗り始めは平塗りで薄く塗るのがオススメです

 

色鉛筆を紙に対して水平になるように持つと
余計な力が力が入らず、一定の力で塗れます

 

次に、縦・横・斜めに塗って色を濃くしていきます
色鉛筆の先端で細かく塗っていくようなイメージです
(平塗りでもクロスハッチングでも塗りやすい方法で)

 

最後に、色の変化が滑らかになるように整えます
平塗りで整えると、より滑らかになります

 

 

 

≪実際の見本と塗り方≫

 

@ 平塗りで全体的に薄く塗ります
   (色を薄くする方は白を残します)

 

A 色を濃くする方から斜めに塗り
   真ん中くらいまで色を濃くします

 

B 色を濃くする方から少しずつ
   縦・横・斜めに塗って色を濃くします

 

C 色が濃い部分→薄い部分の順番を守りながら
   色が薄い部分を徐々に濃くしていけば完成です

 

ABはクロスハッチング Cは平塗りで整えました

 

 

この方法を使いながら
次は2本以上の色鉛筆で
グラデーションをつける練習をしてみましょう

 

 

 

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